見た映画の話をするところ

見た映画の話をします。ネタバレはほどほどあります。

人と有機パーツ付き人工知能は何が違うのか「劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」

闇キューレの名前の安直さに笑うがその音響兵器氏の肉体年齢を思うと、プリキュアの反対存在がダークプリキュア等の名前で、プリキュアの主対象層の幼児よりなお幼いから闇キューレぐらい安直なのは納得なんだよね。劇場でちょっと笑っちゃったが実際どういう存在か見えた瞬間納得が降ってきた。

ワルキューレの五人と五つに分割した闇キューレの何が違うのか、クオリアの存在かなあ。いわゆる技術的特異点を超えていたら彼女は共に歌わないだろうし、或いは純正機械存在なら?新生児ほどの大きさでも有機部品のアナログ性、(現実地球の科学力においては)一から組み立てられない人体と意識の有無が影響してるんだろうか。

あるいは歌うために必要なもの以外育っていない、使われていないせいかな?人間の可聴領域の外をカットしたCD他デジタルメディアと"雑音"混ざった生の演奏だとか、人の意識や判断に含まれる意識に上らない領域での影響とかあると信じている派の生き物だから必要ではない情報の接種とか。でもなーーーーAIだから芸術において人間に及ばないとか言いたくねーんだよね、それは人間の価値観がAI作成の芸術に適合していない、分解酵素を持ってない、刺激に慣れてないだけで。この辺はもう実社会と人工知能あたりの発展次第でどうとでも覆ると信じているのでAI視点で作られた人間語の芸術を見てみたいねって話。


感想書いてる間にYami_Q_rayの楽曲配信が来てたのでゆっくり聴いてたんだけどプロパガンダ、兵器としての曲だからスローテンポの曲はないし明るく健全なコンテンツに対する邪推に彼女、彼女らの境遇を思うとまあ…そう……感じる要素が詰め込まれててやだーーー!!!(歓喜

嫌なんだがその嫌さが揃う状況だよね、だから曲を聞いてて振って湧いてくる嫌さが良い。マクロスΔ楽曲担当チームさんありがとう!純然な褒め言葉として、アップテンポで嫌な気持ちになれていい!


とにかく星の歌い手再現体があのまま死なず、ただの子供として将来を選ぶ権利を得られたことは嬉しいなあってなりました。

生体フォールド波を兵器の強化に使っている点で両者とも過失ありと見ることが可能な一方、向こうは子供を兵器にしている点で罪悪が倍ドンキメているんですよ。なーーーにが銀河の解放ですか子供を兵器に組み込まないといけない癖によぉ!

ハヤテ頼むぞ…大丈夫だよな。

親子愛と友情に悪趣味コーティング「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」

スーサイドスクワット見ました
これは、デッドプールみたいな。ひどい&汚い&ひどいし汚いの絵に、では外宇宙からの恐怖、巨大ヒトデ真実を目撃したのでSANチェックでーすダイス振ってね♡を混ぜて死人の血で希釈した映画。
デッドプールも言ってることとやってることと映るものがサイテー!だがストーリーは普通の恋愛や家族愛の話してたし。新スーサイドスクワットも言うことやること映ることが最低なんだけどうんじゃあ終始悪趣味だったかと言うとそうではなくて、南国のからりと乾いた暑さを連想するんだよね。いい話もゴアシーンもぜんぶ。
予告編でも出てたから言うんだけどすげー金使って最悪ヒトデが街を蹂躙シーン作るのたぶんすごい楽しいと思うんだよね。あの書き文字とかA級映画じゃやらんタイプの演出だし、やっぱなんかさあいいよね。ただ予算がハリウッドなのではちゃめちゃに動いた。

クラブのシーン好き。キャラ被りでバチバチしてたら追加でリーダーシップのあるムキムキ戦闘員男を追加されてよく空中分解しなかったな!?大佐いい人だけど大佐だからやっぱりバチバチ行ける口説を採用してる。
まあクラブでキャッキャしたら多少は打ち解けるよな。ってなる。あそこで仲良くなるのがラストバトルで響いてくるの最高だね。やっぱり…友情っていいね!なお。

いいなと思った奴はポルカドットマンです。初見でアイツが一番ヤバくてヤバなのでは?しか思えない。いやヤバだったし、アイツがいないとピタゴラスイッチ式〇〇〇〇救出がうまくいかないのでいてよかったんだが。初見で一番激烈にヤバい動きしたからポルカドットマン好き。
まあヤバの度数で言うとやっぱり巨大ヒトデマンが最高でしたね。ヒトデシンジツにたどり着いた貴方はSANチェックでーす。


思い出補正「Fate/Grand Order -終局特異点冠位時間神殿ソロモン-」

FGOはゲームサービス開始時にはじめて第二部の幾らかくらいまではやってたんだよね。

素材不足でみんないまいち頼りないサーヴァント、フレンドポイント一桁の端数、絆クエスト、急襲するワイバーン

代わりに2015年くらいの、スマホゲーはガチャメインでシナリオはそれなりで絶対完結しないって感覚から逸脱した文章だなっていうのは確実にあった。

コモンユニットが強化素材でなくて育成コストの低い尖った性能の有用な奴っていうのも良かったな。当時は大量に溢れかえるNレアをSSRの餌にするってデザインのゲームが多くあったので。武器防具ならともかく、作中でしっかり動いているキャラクターを餌と呼ぶのは抵抗があったのでそこも嬉しかった。

ので年末の魔神柱へし折りレイドから一部エンディングまでやって大泣きしたから思い出補正で劇場で泣きました。特別推しと呼ぶような、強い執着のあるキャラクターと言われて思いつくサーヴァントはいませんが…まあでもほら、マシュはさ。あんな一途で一生懸命で頑張り屋で先輩のことが大好きな後輩のことみんな好きなのは自明の理なので。


特に不満だったのが声のついたサーヴァントの少なさかなあ。作画演出については長台詞は大変だと思うがじゃあどうする?がないので大変だなあで終わらすが。

絵として出てきて、一騎当千の活躍を見せてくとどうしても宝具の口上があると期待するが今回はない。掛け声なく過ぎていくのを見て思ったよりがっかりしたから声優さんってすごいんだな。

新型コロナのせいってことにしとこう。声優さんの仕事は必然的にマクスを外す仕事だし、換気はされていても密室密集のリスクはあるし。新型コロナのせい、公開館が少ないスタートなのもそう。満員報告が多いから増えるといいね。

戦闘についてはヘブンズフィール三章とキャメロット後半が凄すぎたんだよ。仕方ないね。特に好きなのはベディビエールとガウェインのところ。顔が良くて背が高くて体重が重くてガンガン火を吹く男が瓦礫を押し除けズシンズシンするのはわーい!

美女ペーネロペー「閃光のハサウェイ」

ガンダムシリーズで推してるキャラはラウ・ル・クルーゼ、推してる機体はグレイズ・アイン、死臭にたかる分解者みたいな趣味です。知ってた。

ハサウェイの戦果についての反応を見るに小説版だよなあ。映画版逆襲のシャアのキルスコアだともう少し反応が冷ややかでは?まあ映画版でも教育に悪いのでその辺の、作品間の繋がりの解読は本格的ガンダムオタクに任せとこ。私は何事においてもエンジョイライトのオタクなので。


ペーネロペー最高でしたね。軽やかで鳥のような笛のような声の女。ガンダムに出てくる浮世離れした、超能力の女の系譜にあるペーネロペー。ただあるだけで周囲の者どもの様子がおかしくなる、君が一番美しい。

他のMS達が主機をフル稼働させてなんとか飛んでいく中、一人だけ空を我が物として飛翔するのは美しい。いや一人じゃねーやクスィーも飛ぶね、クスィーのお披露目シーンも良かった。

そうです推してる怪獣はキングギドラ、Mフライトの音がキングギドラみたいな化け物と評されていようと一番きれいだよ。

あの子次からどーすんねん、パイロットを五体満足で生かすいい女だ…。レーンと末長くよろしくしてほしいがどうすんだよあれ…小説版未読ですよろしくお願いします。うわーやだやだ笛のような声の軽やかなペーネロペー生き返ってくれ。


でもこれどう考えても一本目が一番平和ってパターンだよね。爽やかに終わらせたけど、先のなさがなかなか透けて見える。ウヒャー!閃光のハサウェイ、次どうする。レーンがペーネロペーを愛する話しか考えられねぇや…。


http://gundam-hathaway.net/

モテる男のせいで人生が爆散する話「実写版東京リベンジャーズ」

タケミチはケンカが弱くて意思も弱くて奴隷根性身についた結果たぶんオタク趣味のない陰キャになるような、頼りない男だが肝を据える肝があっていいね。

当初はどうすんだコイツって思ってたが死ぬほど根性あるじゃねーか!そりゃ"古くてダサい"ヤンキーに憧れてるマイキーが気にいる訳だよ。ドラケンよかったね。

アニメを見ていた母曰くタケミチとヒナの馴れ初めは今のところノータッチらしい。ので入ってきたのはよかったな。映画の尺の都合を考慮してもタケミチは度々弱音を吐いて情けない調子でいるものの、惚れたきっかけがああだと何回弱音吐いても付き合うよなあ。かわいいな…。


現在マイキーが龍の刺青を入れているのは納得しかない。映画になった部分だけだとモテまくるマイキーの厄介ファンの起こした騒動って印象だがその厄介ファンについては意図的に語られず、マイキーとドラケンの深い友情なんかにフォーカスを当てていたのでマイキーの厄介ファンことキサキに焦点を当てるだろう2を待っています。

あの一言でうっっわお前お前お前ただの名誉欲とかのがまだサラッとしてるぞってなるのはすごい。あの一言だけで背脂特盛ラーメンな感情スープのドロっとさを理解させてくるので、2があるといいな。

卍会の面々もわりとサラッとした描写だったのでその辺も2に期待したい。ミツヤが手芸部!?!?あのクールな髪色で振る舞いもクールなつよつよのにいちゃんが学校だと手芸部!?なったので。萌えしかない、ギャップがいいね。シーズン前にキッチリとマフラーを編み終える甲斐性と計画性があるよきっと、強くて昔気質のヤンキーなので。知らんけど。


劇場のグッズ売り場で小中学生くらいの女性ファンが結構いたのも印象に残った。区分だと保護者同伴で見ていいのか、よかったね。


https://wwws.warnerbros.co.jp/tokyo-revengersjp/sp/index.html